校長として思うこと・伝えたいこと

キャリア教育の充実に向けて~キャリア・パスポートの取組~

 

 人工知能(AI)の発達により、今ある仕事が機械にとって代わられる・・・そんな時代

来ると言われています。 

 学習指導要領には、小学校からの継続した「キャリア教育」が必要であると示されていま

す。効果的なツールの一つとして、「キャリア・パスポート」があり、昨年度からその取組

が始まっています。

 

 キャリア教育は、将来社会の中で自分の役割を果たし、自分らしい生き方を実現する力を

育成するための教育です。小学校の「職業調べ」や、中学校や高校での「職場体験活動」・

「社会人講話」などが、それに当たります。

 ただ、こうした活動がこれまでは単発的なものになってしまうケースが多くありました。

小中高を連続して、一人一人が自分の生き方や将来を考えられるようにしていくことが今後

求められます。

 キャリア教育で大切なのは、学んだことを「振り返り」、「見通し」をもつことだと言わ

れています。「キャリア・パスポート」は、キャリア教育に係る活動を蓄積し学年や学校の

壁を越え活用していくものです。

 

 ページに押されたスタンプを見れば、これまでの記録がわかる「パスポート」のようなイ

メージととらえることができます。

 授業や学校行事で心に残ったこと、自分が成長できたことなどを記入し、学期末などに振

り返ることができるようにしています。