校長室から
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)開始に向けて
令和4年度から、市内全小・中学校で「コミュニティ・スクール」が始まります。
本校では、先日、「コミュニティ・スクール準備委員会」を開催し、学校運営協議会
委員候補者の方々にお集まりいただきました。
委員同士の親睦を深めたり、「コミュニティ・スクール」について学んだりする場と
なり、「地域と学校の連携・協働」に向けて一歩踏み出したところです。
さて、「コミュニティ・スクール」とは何なのか。
今後様々な形で発信させていただきますが、以下に概要を示しましたので、御覧くだ
さい。
1 「地域とともにある学校づくり」を目指して
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と地域住民等が力を合わ
せて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校づくり」への転
換を図るための有効な仕組みです。コミュニティ・スクールでは、学校運営に地域の
声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことがで
きます。
2 コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)
コミュニティ・スクールとは、「学校運営協議会」を設置した学校のことを言いま
す。「学校運営協議会」とは、法律(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)に
基づき教育委員会により任命された委員が、一定の権限を持って、学校の運営とその
ために必要な支援について協議する合議制の機関です。
3 学校運営協議会の主な3つの役割
①校長が作成する学校運営の基本方針を承認します。
②学校運営について、教育委員会または校長に意見を述べることができます。
③教職員の任用に関して、教育委員会規則で定める事項について、教育委員会に意見
を述べることができます。
4 学校運営協議会の運営
学校運営協議会には、協議や承認等を行う会議と学校見学や授業参観、行事見学等
の活動があります(年間4回程度)。
5 委員について
委員は15人以内とし、地域住民、保護者、学校の運営に資する活動を行う者、そ
の他教育委員会が適当と認める者で構成します。教育委員会が、委員を任命します。
当該学校の校長や教職員は、委員として任命されませんが、公務として会議に参加し
ます。
6 地域学校協働活動とともに
地域学校協働活動とは、地域住民・保護者等の参画を得て、地域全体で子供たちの
学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、学校と地
域が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動のことを言います。
(例:学校に対する多様な協力活動、地域住民の協力によって行う学習支援 等)
将来的には、「コミュニティ・スクール」と「地域学校協働活動」が目標やビジョ
ンを共有し、「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」を合
わせて実現することを目指します。
記述式評価について①
新学習指導要領が全面実施となり、評価については、4観点から3観点になったこと
を学校だより等でお伝えしてきました。
今回は、「特別の教科 道徳」・「外国語活動(3・4年)」の評価についてお伝え
します。
【特別の教科 道徳】
授業において児童に考えさせることを明確にして、「道徳的価値についての理解を
基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考え方
を深める」という学習活動における児童の具体的な取組状況を学習活動全体で見取り
ます。
児童の人格そのものに働きかけ、道徳性を養うことを目標とする道徳科の評価とし
ては、観点別評価は妥当ではありません。よって、「あゆみ」の「道徳」欄には学習
状況や学習活動における成長の様子を文章で記述します。
【外国語活動(3・4年)について】
学習指導要領に示す外国語活動の目標は、「外国語によるコミュニケーションにお
ける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、
コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成することを目指す」です。こ
の目標を踏まえ、以下の3つの観点に即して、児童の学習状況を見取ります。よっ
て、「あゆみ」の「外国語活動の記録」欄には、以下の視点で見取った内容を文章で
記述します。
≪知識・技能≫
・外国語を通して、言語や文化について体験的に理解を深めている。
・日本語と外国語の音声の違い等に気付いている。
・外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しんでいる。
≪思考・表現・判断≫
・身近で簡単な事柄について、外国語で聞いたり話したりして、自分の考えや気持
ちなどを伝え合っている。
≪主体的に学習に取り組む態度≫
・外国語を通して、言語やその背景にある文化に対する理解を深め、相手に配慮し
ながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとしている。
コロナ「3つの顔」について
以前に何度か同じことをお伝えしていますが、改めまして新型コロナウイルス感染症
についてお願いしたいことがあります。
新型コロナウイルス感染症には、「3つの顔」があると言われています。
〇第1の感染症:病気そのもの
〇第2の感染症:不安とおそれ
〇第3の感染症:偏見や差別
この状況を鑑みつつ、学校においては以下のような取組に力を入れています。
1 「第1の感染症:病気そのもの」を防ぐために
3密を避けることや一人一人の衛生管理を徹底しています。学校では、「手洗い」
(洗うタイミング・洗い方等)の指導に力を入れています。
2 「第2の感染症:不安とおそれ」を防ぐために
不安やおそれは、「気づく力」・「聴く力」・「自分を支える力」を弱めると言わ
れています。不安やおそれは身を守るために必要な感情ですが、冷静な対応ができな
くなることもあります。
学校では、下線部について、学年に応じた表現で児童に伝えています。必要以上に
不安やおそれを抱く必要はなく、何かあれば教員に相談するよう児童には常日頃から
話しています。
3 「第3の感染症:偏見や差別」を防ぐために
不安をあおることは、偏見や差別を生んでしまう可能性があります。
学校では、何より「確かな情報」の発信に努めます。また、発達段階に応じた心の
教育に努める中で、なぜ偏見や差別がいけないのかをきちんと児童に伝えていきたい
と考えます。
特に、「偏見や差別」は、それぞれがもつ知識や正しいと感じることが違っている
ために生じてしまうことがあるように思います。まずは、一人一人の知識や感じ方が
違うことを認識し、お互いを認め合うことが大切です。
また、行動を起こす前に、「得た情報は正しいのか」「その情報を人に伝えるべき
か」「伝えたらどうなるか」など、先を見通した考えをもつことができるよう日々の
生活の中で児童たちへ問いかけていきます。
御家庭におかれましても、同一の認識で御協力をお願いいたします。
参考文献:「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」(日本赤十字社)
イチローに学ぶ
元プロ野球選手のイチローを知らない人はいないと思います。
私は、彼の生き方・語り口にとても惹かれます。まっすぐで飾りがなくて、決して自
分と人を比べることがありません。
テレビの対談等では、心に残る素敵な言葉を語っていることが多いです。私の心に残
っている言葉をいくつか紹介します。
◎個人的に「成功」という言葉が好きではありません。
それはあまりにも感覚的であり、相対的です。
そして、それは自分自身ではなく、たいてい他人が作った定義です。
◎いろんな世界のトップの人たちに会いましたけどみんな口を揃えて言いましたよ。
「自分のためにやっている。」って。
◎小さなことを重ねていくことが、とんでもないところに行くただ一つの道なんだな
と感じています。
◎自分にとって満足できるのは、少なくとも誰かに勝ったときではない。
自分が定めたものを達成したときです。
どの言葉にも重みがあるのと同時に、潔さを感じます。「自分自身」をしっかり見つ
め、悪いことがあっても人のせいにはしない。自分自身と向き合いながら、まっすぐ前
を見て生きていく、そんな印象です。
私がイチローと同じように生きていけるとは到底思いませんが、自分というものをし
っかりもち、他人の言葉に流されることなく、まずはこのコロナ禍をしっかり乗り切っ
ていきたいと思います。
御礼
本日で2学期が終了しました。様々な場面で御協力いただきました保護者の皆様・地
域の方々に改めて感謝を申し上げたいと思います。
さて、2学期終業式において、私が考える今年の一文字を児童に紹介しました。皆さ
んにとって、今年を象徴するのはどんな漢字一文字でしょうか。
私にとっては、「成」です。これは、あまり悩むことがありませんでした。(ちなみ
に、昨年は「越」、一昨年は「謝」としました。)と言いますのも、大変な状況が続く
中、児童たちの成長を強く感じたからです。体は勿論のこと、人を思う気持ちややるべ
きことにあきらめず取り組む姿勢など、前向きな行動が目立っていました。
そして、今ある力をさらに伸ばしていくには、「継続すること」です。継続するには
痛みや苦しみを伴いう場合もありますが、それを乗り越えてこそ成長することを児童た
ちに式の中で伝えました。
保護者の皆様・地域の方々、一年間の御協力に感謝いたします。どうかよいお年をお
迎えください。
R7年間予定
座間小学校安全マップ(PTA)
働き方改革のご理解ご協力
学校閉庁日
令和6年度学校評価のまとめ R6.12.19
令和6年度の学校評価の結果です。次年度以降の学校経営に反映させていきます。
【日課表】
【みんなのやくそく】
【学校の「きまり」について】
【支援教育の取組】
【通級指導教室について】
【地震・風水害対応について】
令和7年4月に改訂したものを次に掲載します。