校長として思うこと・伝えたいこと

2021年10月の記事一覧

雑感

 

 オリンピック・パラリンピックという素晴らしいスポーツの祭典が東京で行われました。

本当に心躍る、わくわくするシーンがたくさんあったのではないでしょうか。

 

 どの競技もそれにかけてきた選手の思いが見え隠れするので、応援にも熱が入りました。

全ての選手に大きな拍手を送りたいと思います。

 その中でも日本人の活躍は目を見張るものがあり、地道にこつこつと頑張る国民性が表れ

ていたように思います。

 

 さて、パラリンピックでは、パラアスリート界を牽引してきた成田真由美選手が東京で有

終の美を飾りました。これまで、金15個を含む計20個のパラリンピックメダルを獲得し

た50代の競泳選手です。

 最後のレースは、50メートルの背泳ぎ決勝。予選から2秒近くタイムを縮め、6位入賞

という素晴らしい結果でした。以下がレース後の言葉ですが、非常に印象的で、心を打ちま

す。

 

「自分が元気よくオギャーと生まれて、障がいと病気を与えてもらって、大嫌いだった水泳

    が大好きに変わって、たくさんの人に出会えて、パラリンピックにも6回出場出来て、コ

 ーチ、友達、一番は親がいてくれたからここまでたどり着くことができた。感謝の気持ち

 でいっぱいです。」

   

 この成田さんの言葉は、感謝の気持ちに溢れています。「障がい」や「病気」についても

これらを与えてもらったと表現しています。また、「障がいがあったからこそ、水泳が大嫌

いから大好きに変わった」との考えを示していて、常に前向きです。

 

 何があっても感謝の気持ちをもち、前向きな考え方で日々過ごしたいと自分自身に思わせ

てくれた言葉と人物です。なぜなら、その方が絶対に幸せになれると思うからです。