校長として思うこと・伝えたいこと

2022年2月の記事一覧

記述式評価について①

  

  新学習指導要領が全面実施となり、評価については、4観点から3観点になったこと

 を学校だより等でお伝えしてきました。

  今回は、「特別の教科 道徳」・「外国語活動(3・4年)」の評価についてお伝え

 します。

 

 【特別の教科 道徳】

   授業において児童に考えさせることを明確にして、「道徳的価値についての理解を

  基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考え方

  を深める」という学習活動における児童の具体的な取組状況を学習活動全体で見取り

  ます。 

   児童の人格そのものに働きかけ、道徳性を養うことを目標とする道徳科の評価とし

  ては、観点別評価は妥当ではありません。よって、「あゆみ」の「道徳」欄には学習

  状況や学習活動における成長の様子を文章で記述します。

 

 【外国語活動(3・4年)について】

   学習指導要領に示す外国語活動の目標は、「外国語によるコミュニケーションにお

  ける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、

  コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成することを目指す」です。こ

  の目標を踏まえ、以下の3つの観点に即して、児童の学習状況を見取ります。よっ

  て、「あゆみ」の「外国語活動の記録」欄には、以下の視点で見取った内容を文章で

  記述します。

 

  ≪知識・技能≫

    ・外国語を通して、言語や文化について体験的に理解を深めている。

    ・日本語と外国語の音声の違い等に気付いている。  

    ・外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しんでいる。

 

  ≪思考・表現・判断≫

    ・身近で簡単な事柄について、外国語で聞いたり話したりして、自分の考えや気持

     ちなどを伝え合っている。

 

  ≪主体的に学習に取り組む態度≫

    ・外国語を通して、言語やその背景にある文化に対する理解を深め、相手に配慮し

     ながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとしている。