校長として思うこと・伝えたいこと

2021年5月の記事一覧

池江選手の言葉

 

 国立競技場で開かれた東京五輪開幕1年前イベントで、競泳女子・池江璃花子さんが発信したメッセージに強く胸を打たれたことを今でも覚えています。内容の一部を紹介したいと思います。 

 

 スポーツは、人に勇気や絆をくれるものだと思います。私も闘病中、仲間のアスリートの頑張りにたくさんの力をもらいました。
 世の中がこんな大変な時期に、スポーツの話をすること自体、否定的な声があることもよく分かります。ただ、逆境からはい上がっていく時にはどうしても、希望の力が必要です。
 希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても前を向いて頑張れる。私の場合、もう一度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました。(池江璃花子選手の言葉から)

 

 どの言葉も本当に重みがあり、深く納得します。大変なことを乗り越えた池江さんだからこそ言える言葉があるのではないでしょうか。

 特に、「逆境からはい上がっていく時にはどうしても、希望の力が必要です。」という言葉です。なるほど、人というのは希望の光に向かって歩いていくからこそ、ゴールにたどり着くことができる。ほんの小さな光でも、それが希望であれば、前を向いて歩く勇気をもらえるということです。

 今は、本当に先が見えない世の中で、嫌になることがたくさんあります。しかし、希望をもって前に進むことが未来を創るのだとしたら、希望をもって頑張りたい… そう思います。そう思える人が一人でも多いことを願っています。

私の自慢①

 

 「私の自慢」です。

 

 これは、清掃の様子です。

 座間小児童は、とにかくよく掃除をします。丁寧かつ黙々とやります。

 

 入学式で、保護者の皆様や一年生児童へ「座間小学校はトトロのような学校です。」と伝えました。古いけれど、温かく存在感がある・・・と。

この温かみは、簡単に出せるものではありません。児童たちが、校舎を大切にし、一生懸命掃除をすることによって生まれてくるものだと感じています。

 

 廊下の隅々までしっかり掃いたり、靴箱の奥の土埃をとったりするのは当たり前・・・、ドア下のレールや階段の手すりまで、とにかく手が届くところはきれいにしようと、いつも努力を欠かすことがありません。

 

 実は、何をやるにも、下学年児童が高学年児童の動きをしっかりと見ています。「かっこいいお兄さん・お姉さんのようになりたい」と、下学年児童はいつも思っています。

しっかり清掃する高学年の姿を下学年児童が見て真似をするので、いい連鎖となっていくのです。

 高学年が落ち着いた態度で学習したり、清掃したりする姿が、下学年のよい手本となっています。高学年の皆さん、いつも本当にありがとう。

 

 これが、私の自慢です。