校長として思うこと・伝えたいこと

2022年10月の記事一覧

食育について

 食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な

食生活を実践できる人間を育てることです。

 

 こうした「食育」が今重要とされる背景には、近年、食に関連した様々な課題が浮上してい

ることがあります。

 

 例えば、栄養の偏りや不規則な食事などによる健康不良が増加しています。また、食の安全

や信頼にかかわる問題や、外国からの食料輸入に依存する問題など、食を取り巻く環境が大き

く変化しています。こうした中で、食に関する知識を身に付け、健康的な食生活を実践するこ

とにより、心と身体の健康を維持し、生き生きと暮らすために、食育を通じて、生涯にわたっ

て「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要になってきています。

 

 食育によって身に付けたい「食べる力」には、以下のようなものが含まれます。

 〇食事の重要性や楽しさを理解すること

 〇食べ物やつくる人に対する感謝の心をもつこと

 〇心と身体の健康を維持できること

 〇食べ物を自分で選択し、食事づくりができること

 

 これらは、子供のころから家庭や学校、地域など様々な場所で学び、身に付けていくもので

す。さらに、大人には、そうした食の知識や日本の食文化などを「次世代に伝える」という役

割もあります。

 

 学校においては、特に、「食事の重要性や楽しさを理解すること」・「食べ物やつくる人に

対する感謝の心をもつこと」を教育課程全般において、重点的に児童へ指導していきたいと考

えます。

 御家庭においても、同じ視点で児童に語りかけていただけましたら幸いです。 

 

参考文献:「『食べる力』=『生きる力』を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう」(政府広報オンライン)

「豊かな心を育むひまわりプラン」について②

 以前、座間市教育委員会が策定した「豊かな心を育むひまわりプラン」を御紹介しました。

「めざす大人像」がしっかりと示されており、強い思いに溢れるプランです。

 座間市の子供たちが、時を経て、正義と奉仕の心に満ちた愛情深い大人になっていくために

今心に誓うことが八つあります。

 

「ざまっこ 八つの誓い」

 1 毎日明るく元気にあいさつをします

 2 家族を大切にします

 3 友だちを大事にします

 4 困っている人に手をさしのべ、優しく接します

 5 人の役に立つことを進んで行います

 6 何事にも積極的にチャレンジし、粘り強く取り組みます

 7 約束や決まりは、いつでもしっかり守ります

 8 自然を大切にし、地球に優しい生活をします

 

 令和元年度までは、全校朝会の折に、児童全員でこの誓いを唱えていました。今後、以前の

ような全校朝会を行えるようになりましたら、もう一度全校児童で唱え、一人一人が心に刻み

つけたいと考えています。

 また、校舎内にも「ざまっこ 八つの誓い」・「こんな大人になってほしい」を掲示し、児

童の意識を高めるような工夫をしています。