校長として思うこと・伝えたいこと

2022年7月の記事一覧

学力向上のための取組

  本校では、学力向上のための取組として、指導方法工夫改善を行っています。指導方法

工夫改善とは、「少人数指導」や「TT(ティームティーチング)」などにより、児童の

つまずきや困り感に対応するためのきめ細かい指導を行うことを言います。

 

1.「少人数指導」

 本校では、主に4年生で行っています。1つの学級を2グループに分けて授業を行いま

す。もともと30人程の学級を2つに分けるのですから、児童は15人程の少人数で授業

を受けることになります。少人数であるため、教室内がいつも以上に落ち着いた雰囲気と

なり、集中力が増す学習環境となります。

 教員は一人一人をよく見ることができるので、児童のつまずきや困り感にすぐ対応する

ことができます。また、児童の立場から考えると、聞きたいことをすぐに聞くことができ

たり、丸つけのために延々と待ったりすることがありません。

 「少人数指導」について尋ねると、児童たちからは、「落ち着いて授業ができる。」と

「先生に分からないことを聞きやすいし、手を挙げた時に当ててもらえる回数が増える

のでうれしい。」といった感想をもらうことができました。

 

2.「TT(ティームティーチング)」

 本校では、主に1・2・3年生で行っています。TTを行う時には、教室に2名の教員

がいます。一人は「T1」として授業を行い、もう一人は「T2」として、困り感のある

児童に寄り添い、個別指導を行います。複数の目で児童を見るので、児童のつまずきや困

り感により早く気づき、より早く対応することができます。困ったままで多くの時間を過

ごす児童がいなくなり、学ぶ意欲の向上につながります。

 

 どちらの指導も効果が期待できる算数で行っています。「少人数指導」も「TT」も、

児童に寄り添うきめ細かい指導として、成果を上げてきました。今後も、学力向上へつな

げられるよう、指導方法の工夫・改善を続けてまいります。