校長として思うこと・伝えたいこと

2022年6月の記事一覧

PTA活動について

 PTA活動は、学校にとってなくてはならないものです。学校行事や児童の学校生活

は、学校職員の力だけでは成り立たないことがたくさんあるからです。

 

 そもそもPTAとは、P=parent(保護者)、T=teacher(教職員)、A=association

(組織)の略ですから、保護者と教職員で組織する団体ということになります。

 

 「座間小学校PTA規約」では、座間小学校PTAの活動目的を「保護者と教職員とが協

力して、家庭と学校と社会における児童の幸福な成長をはかること」としています。そ

して、目的を達成するために、「よい保護者・よい教職員となるように努めること」・

「家庭と学校との緊密な連絡によって、児童の生活環境をよくするために努めること」

等を努力事項としてうたっています。

 

 組織は、会長・副会長・書記・会計・会計監査・学校長が本部を担います。また、本

部と常置委員会(地区委員会・生活委員会・広報委員会・選考委員会)で運営委員会を

組織しています。そして、顧問がすべての活動を見守り、チェック機能を果たします。

このように、たくさんの保護者・学校職員がPTA活動に携わり、学校運営を支えていま

す。

 

 特に、保護者の方は、仕事の融通をつけたり、御家庭における対応をやりくりしたり

してPTA活動に参加してくださっています。よりよい学校環境を作り出すため、子供た

ちの健やかな成長のために、保護者と学校職員が今後とも緊密な連携をとりながら、

PTA活動を進めてまいりたいと考えます。

 

 引き続き、御理解と御協力の程、何卒よろしくお願いしたします。

校内研究

本校の校内研究について、概要を紹介します。

 

1 校内研究テーマ

  「豊かな表現ができる子の育成をめざして

   ~自分の考えや思いを表現し合う国語学習~」

 

2 研究テーマ設定の理由

(1)学校教育目標から

  本校の学校教育目標は、「心豊かで、心身ともに健康な知・徳・体の調和がとれた

 子どもの育成」であり、目指す児童像は、「明るく強い子」・「みんなを大切にする

 子」・「よく考え最後までやりぬく子」である。その中でも、「よく考え最後までや

 りぬく子」を育成する手立てとして、国語科を重点教科とし、校内研究に取り組むこ

 ととした。

 

(2)児童の実態から

       本校では、昨年度までの5年間、体育科の研究に取り組み、「明るく強い子」の

 成に努めてきた。その結果、一定の成果をあげることができたと考えている。

  本校の児童は、素直で優しく、困っている友達に対して手をさしのべることができ

 る。また、何事も頑張ろうという意欲に溢れている。一方で、自分の考えや思いを文

 章にしたり、相手に伝えたりすることを苦手と感じている児童が多いため、学力向上

 の基盤となる国語科で研究を進めることとした。国語科の「書く」活動に重点を置

 コミュニケーション力の向上を目指していく。

 

3 主な取組について

  語彙の広がりを「書くこと」・「伝えること」に生かすことにより、豊かな表現力

 を育成したいと考える。また、このことを低学年から年への系統立てたつながり

 の中で実することにより、一過性のものではなく、しっかりとした定着が図れる取

 組としたい。

  また、共に学ぶ機会や、試行錯誤したり見通しをもって取り組んだりする機会を

 画的・継続的に設定し、学びが深まるような投げかけ・発問を行うことにより、

 力・判断力・表現力の育成につなげたい。

 

 以上、本校の校内研究について、概要を紹介いたしました。

 現在進行形の取組であり、今後、検討の上、変更や改善がある可能性もありますが、

これらの取組から「豊かな表現ができる子」の育成を目指し、「豊かな人間性」・「豊

かな心」につなげていきたいと考えます。